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その日あった一日の大報告会(嘘) 見てくれるだけでもありがたき幸せ!!
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部屋の扇風機が回っています
暑いです
夜なのでむしむし暑いですっ

つか全く間に合わなかったね!
お気に召したらご感想頂けたら嬉しいでッス!

では、どうぞーーーーー!!









+ + + + + + + + + +



++++++++++++++++++++++++++++++++++




只今のオレはとある所に連れてこられました
暴れるオレを宥めすかして落ち着かせ、
連れて来られたのは空港だ
日本の玄関だっ
普通だったら色々と面倒臭い手続きやらして時間がかかるはずなのに、
アレだ顔パスなみにスルー
むしろズルズルと引きずられ乗せられたのは、
ハロルドさん曰くアルケリエス国所有の専用ジェット機だそうだ・・・・無駄にね広い
と思うのですよ、
普通に座席がね列んでるわけじゃないんだよっ
部屋こどに区切ってあんのっ
規模の違いさにあんぐり開いた口が塞がらないオレに追い打ちをかけるように
ちなみに続いた言葉に

「こちらの飛行機はヒロム様のでございます」
「・・・・・・・・は?」

え、何?何が?何がオレのなの!?一体何をオレはオレの知らないところで所有してるっていうのさ!?
頭の中が大恐慌だと言う色々と説明してくださる、
この飛行機のリヤウィンに描かれているのがオレの紋章なんだそうです
暴れまくったオレですから見てませんけどね!
そんなこんなで飛行機に揺られること(いや、実際はまったくもって揺れなんて
感じませんでしたけどっ)数十時間
疲れました
体力も精神的にも脳みそも!
ぐったりしたオレの目に飛び込んで来た窓から見える景色は、
見渡す限りの緑の大地

「・・・・・ここは、」
「勿論、アルケリエスでございますよ、おかえりなさいませヒロム様!」

アルケリエス
緑豊かな広大な土地
海と山に囲まれ恵まれた資源は豊富で財力において各国の大国に引けを取らない
主に財源は海産物・農耕をはじめ鉱物も油田も所有している
この国で採れる金の純度はそうとうなものらしい・・・・と、ハロルドさんが熱
く語って下さった
軍事力もあるのだけど戦争目的ではなく自国の平和のためだとかなんとか、もー
難しくて頭にへ入らないよ!!

「・・・オレの頭がパンクする」

そんなことを呟いている間に飛行機は何の支障もなく着陸し
来る時と違って力尽き果てたオレの体を抱えるように引きずられ入国を済ます
はい、ここでも顔パスなみにスルー
いいのか!?ホントにそんなんど大丈夫なのか入国管理局!!←イヤ、ここにそ
れがあるかどうかは知らないけどさっ

それで飛行機の次に乗せられたのが長~い黒い車です
オレがこの車に乗る日が来るとは思いもしなかたった・・・・
え、ちょい待って!これもオレのとか言わないよね!?

「これは公用車ですよ」
「そ、そう」

だよね、
そーだよね!
よか

「城にはヒロム様専用もご用意しております」
「・・・・」

いらないっ!!とは言わせてもらえない雰囲気
美人の笑顔って何でこうも無言にさせる威力があるのかな!?
もー疲れの極致に陥りそうなオレを置き去りに目的地に近付いたようだ
目の前には

「・・・・デケェ・・・・」

クラシカルな門が頭上に聳えた
凝ったデザインに感動の前に大きさに圧倒される
口を開けたままに見上げるソレを車は潜った
そしてなおも車は同じスピードで走る
走って
走って・・・・・走ってるんですよね、
えーーーーっと、

「あのーーーー」
「はい、何でございますかヒロム様?」

木漏れ日が清々しい木々の合間
見渡す限りどこまでも緑だったが
ココも緑
木と草と花という元々ある自然が目の前にある
いや、ソレしか目の前にない
そう、ソレしか目の前にないのだ!
ソレを見て疑問を抱かずにはいられないと思うのですよ!!

「一体いつになったら、そのーあの、城?城に着くんですか、ね?」

城?って言いましたよね?
確か城に行くって言いましたよね?
向ってるはずなんですよね?
なのにですよ、
かれこれあのクラシカルでデカイ門を通り過ぎて10分は経っているんですけど、ソレは一体如何なものかと思うのですよ!!
むしろ実は今までの話はうっそでース!的なノリでオレをこの森と言うか林と言うか大自然の中に生き埋めにするとか、じゃーないですよねー??
・・・・・・ハハハ、ま、まさか・・・ね?

「そうですね、」
「えっ!?」

いきなりの肯定発言に思わず身を引くオレにハロルドさんは不思議そうに少し首を傾げながら、

「こちらは城と言いましても、別宅もしくは別荘と言うべき場所です」
「べっ・・・・たくぅ??」
「はい、夏の間の避暑地とも言いますか、1年の大半は街の中心地にあります宮殿が主です」
「・・・・ハハハ・・・・へーそうですかー」

規模・・・・デカすぎ、だと思うのはオレだけですか?
そうですか、オレだけみたいですね
オレの貧相で小さめの脳みそじゃ~さ、うん

「キャパオーバーっす・・・・・」
「ヒロム様?」
「いえ、はい、何でもないっす」

オレの小さな呟きに聞き返されて何でもないですと手を振る
それにもう一度首を傾げてから腕の時計に目をやり

「・・・・そうですね、あと15分といったところですかね」

時計を見てから窓の外の景色に目をやってから確かめるように時間を口にした
はい、ここで質問があります!!
むしろ、問題です
ココでの答え方って、
あと15分なんですかーって言う答え方と
あと15分もなんですか!?って言うのとじゃ
どっちが正しいの!?
どっち!!??
誰かオレの脳みそに答えを与えてやってくれませんかね(涙)!

「は・・・・はやくつくといいなーーー(屍)」

魂抜けそうなオレの声はスルーの方向で、
むしろ目を瞑ってやってください
もうソレしかいえないっ
そんなオレの決死の答えにハロルドさんはと言うと、
では少しスピードを上げましょう!!と張り切ってくださった
別に良いから!!!

「・・・・・・」

泣きそうになりながら大自然の中を車はひたすら走り続けた
そんな外の景色を眺めて、
こんな事がなければ普通に感動できるんだけど今はかなり無理です
外の景色に感動を求めてるんじゃなくって現実逃避に役立ってもらってるんです
感動できる余裕なんて今のオレに1ミクロンも存在しません
むしろ余裕って何!?

「あっヒロム様!見えてきましたよ!」

デッカイ溜息に重なるハロルドさんの嬉々とした声
声に誘われて視線を上げれば

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

わーーーーーノイシュヴァンシュタイン?
むしろベルサイユ?
いや様式が違うな、うん
わーーーなにこれーーー(涙)

「かえりたいっ」
「え、帰ってるじゃないですか」

日本、日本にでーーーーすーーーよ!!!
何を今更?的なハロルドさんの発言
スイマセン言わせて貰いますがー
オレにはね、まったくもってここはね、ホームじゃないの!!むしろアウェイなの!!分かるっ!?
オレの心の訴えがまったく通じてないハロルドさんは色々とまたもや説明を下さった・・・・の、間に車が門?玄関?の前に到着する

止まる前に大きな噴水の前をわざわざぐるりと半周してくださった
何の意味があるのだろうか?
車が止まってから段々と顔色を薄くするオレに

「不安、でございますよね」
「そ・・・・そりゃー・・・ね、」

そりゃーなりますよ、
ならない方がオカシイと思うのよ
だってここには誰も知ってる人がいないんですよ?
向こうは俺の存在を少しは知ってるのかもしれないけれどオレは予備知識すらさっき入れられた程度ですよ?
慣れろとか堂々としろとか無理だと思うのよ
しかもいきなり父親と兄がいるとか言われてもさ!
しかも兄に関しては3人も!?3人もいるって話しじゃーないですか!

「うぅ・・・・緊張してきたっ」
「そんなに固くならなくても大丈夫ですよ、ワタクシが付いておりますから」
「・・・・でも、」
「大丈夫です、ワタクシは貴方の側にお仕えします、不便がございましたら心配がございましたら総てワタクシにお申し付けください、貴方の力になりますから」

にっこりと、
そてはもう綺麗に素敵に力強くハロルドさんは笑みをくれた

「はぁ・・・・はい、どうも」

いや、
それはとっても力強いですむしろ嬉しいです
そうですよね、そうだよ
今の所気が許せるのは目の前のハロルドさんだけだ
たった2日ぐらいしか一緒にいないけれど、
でもココでの2日はオレにとっては力強い人だ
きっと言葉通りなんでもしてくれるだろう
何でもオレが望むようにしてくれそうだとまだその場面を見ていないのに確信できる
そんな人だ・・・・けどなー
ちょいと中身と外見のギャップが激しいと思うのはオレだけか??
なんてちょいとセンチな気分に浸ってたら

「ヒロム様の行く先々ハロルド在り!です例えこの国を離れて隣国へ行かなければならなくともワタクシはついて行きます!」
「はぁ・・・って、え?」
「必ずご一緒いたしますからね!!」
「えっちょっちょっとまっえ!?」

え、今何て言った!?何て言いましたか!?
思わず聞き流してしまったのですがハロルドさんっ今何て言ったの!?
どういうこと!?

「はっはろる」
「で、降りましょうかヒロム様」

オレの呼びかけに重なるハロルドさんの声
そうだった!
今はこんな事よりも城についたんだった!
振り返って見た城っていうものは窓越しでは全体は全くもって把握しきれない

「・・・・お、降りる?」
「はい、城に着きましたからね」

城・・・・城だよな、
城なんだけれども本当に城なんですか?
全体図が把握しきれないから何だか分からないんですけどー
冷や汗がタラリと背中を流れる
そんなオレの目の前のドアが誰かによって開けられた
いきなりの事でビクリと身体が揺れる
助けを求めるように振り返った先にはハロルドさんの姿はなかった
アレ!?と思った時には

「ヒロム様?」
「ふっへ!?」

無駄に変な声が出て振り返ったらいつの間にかそこには車の中のオレを覗き込むようにあった綺麗な顔
どんだけの早技と忍び足だ!?と思わずにはいられなかった

「どうぞ、足元にお気をつけ下さい」
「あ、はい、スイマセン」

思わず出た言葉に少しだけ苦笑を浮かべたハロルドさん
仕方ないじゃんっ
こんな扱い初めてなんだから恐縮するっての!!
しかもさ、
あのーーーオレは女じゃないんですけど?
何で手をさし出されるのかな?
しかも取らざる負えない雰囲気なのは何でかな!?
仕方ナシにハロルドさんの手の上に手を乗せた
エスコートされながら車から恐る恐る出る

「・・・・・・・」

見上げた場所
そこはまさしく別世界だった
うーーーわーーー

「・・・・・・すっげぇ・・・・」

思わず出たおのぼりさん的発言にハロルドさんが小さく笑を零したのに気づいた
笑うなよっ
そんな意味を込めて睨むと余計に深まる笑み
手を引かれて一歩一歩と足を進める
目の前にあるのは十数段の階段
その上にあるのは年数がかなり経ってそうなほど古さだけどボロいんじゃない建物
威厳とかそんな言葉が似合う言葉通りのお城が目の前にそびえている
これがさ、別宅とか絶対に嘘つか信じないからっオレは絶対に信じないぞ!
と叫びたいくらいの規模である

「さぁヒロム様」

思わず立ち止まってしまったのを即されるような声に
視線を今度は少し下げて目の前に据える
据えたら余計に足が竦んでしまった
だっ・・・・だって!!

「・・・・・うぁ」

目の前の階段の両端を人が埋め尽くしているのだ
一段づつに2人列になって!

「なっ何で・・・・なんで人がこんなにいるの!?」
「それはヒロム様をお迎えするために決まってるではありませんか」
「いやっ待ってオレだよ!?」
「えぇっ勿論ヒロム様です!!」

いや、違うから!その意味のオレじゃないから!!
ズラリと並んだお方たちはいっせいに恭しく頭を下げてくださった
メイドさんに羊さ・・・じゃなった執事のようなペンギンみたいな尻尾のある服の初老の人とか、スーツ姿の若いお兄さんとか!!
引っ張られて通り過ぎるたびにおかえりなさいませとか言ってるんですけどーーーーー!!

「無理ーーーオレには無理ぃぃぃ」
「大丈夫ですよ、はい参りますよ」
「顔っ顔隠して走り去りたいっ」

もう泣きたい!いやつか涙でてるからっ
そんな視線をハロルドさんに向けると一瞬目を見張った後にそれはそれはもう何だ!?と言うくらいに笑顔を向けてくださった

「走っても良いですかっ」
「ダメに決まってるではないですか」
「うぉーーー無理ぃぃぃ」
「もぅそんなこと仰らずに可愛い顔をお上げになって歩いたらよろしいのですよ」
「いや恥ずかしすぎ・・・ん、え?何?」

俯き加減だった顔を上げて見上げるとニッコリととした笑み

「少し早歩きなさっては?と言ってみました」
「あ、あーうん、そう?そうだよね、そう、うんそーする」
「はい、そうしましょう」

何かとんでもない言葉に聞こえた気もしないでもない・・・けど、いや、うん
ナイね、ナイナイナイ有り得ないよね
一人言い聞かせるように頷いて早歩きをしながら階段をスタスタ上がった
ようやく最上段について大きな門扉の前に辿り着いたそのとき

「ヒロムっ!!!」
「えっはい!?」

大きな声に名前を呼ばれる
聞いた事のナイ声
顔を上げたらふっと影できて

「え・・・?」

と思った時にはドサリ、まさしくそんな感じの何かが覆い被さってきた
勢い良く抱き込まれる

「逢いたかったよーーーーヒロムぅぅぅ!!」
「うっおぁぁっぁ!?」

ぎゅぎゅぎゅっと手加減ナシに絞められる
そして揺り動かされる
かと思ったら肩に手を付いて引かれて距離を作らされた目の間にあったのは

「っひ!」

だだだだだだっ誰!?
俺の心の声に、

「第三王子のレイナール様にございます」
「お兄ちゃん!って呼んでねっ」

そう、
目の前には金髪碧眼のお美しいお顔!
いやいやいやいや、お兄ちゃん!?
お兄ちゃん呼ぶ無理!
だってモロ外人!
モロどっからどう見てもモロ外人!!
血が繋がってるとか探しに探しまくっても見つからないと思うのよ!!
何この美形!
何この外人!?



無理ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(涙)!!











++++++++++++++++++++++++++++++++++

の、続きでした!
このまた続きはノートが4ページ分埋め尽くされたら更新します(笑)


ではでは、


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